人生で初めて「おしり」をしたらとんでもない事に気づいてしまった話。
皆さんこんにちは。やまだです。
突然ですが皆さん、「ウォシュレット」経験はありますか?
僕はありません。
おそらくですが、ウォシュレット経験の無い方がやらない理由ってほぼ一つだと思うんですよ。
こわいから。
そう。人間は誰しも「初めての経験」に多少は臆するものなのです。
しかし。
人間が「初めての経験」を避けて進化することがあったでしょうか。
古代から『火の扱い』、『農作や牧畜』、『文字や概念の発明』などなど、人間は「初めての経験」を克服してこそ次のステップへ進むことができるのです。
でも思えば現代では進化が進みすぎて、「初めての経験」を経験する機会は少なくなっています。
だからこそ!
「ウォシュレット」を使って!
人類の進化を目指しましょう!
はい。自宅のトイレに来ました。
ここに来る前に、いくつかの事前情報を得て来ました。
・初めての人やお尻が弱い人は水勢を一番低くする
・めちゃめちゃ気持ちいい
・気持ちよすぎて若返る
なるほど。ウォシュレットの水勢は低いほうが良いのですね。
ですが逆張りしてこそブロガーというもの。
ここは水勢を最大にして受け止めましょう。
・・・こわっ。
なんか指先からの「最大はやめとけ」信号が脳に届いたのを感じます。
ですが。
もちろん最大にします。
なんだかお尻の穴が無意識に閉じてしまいます。
そりゃあ「今まで出していた場所」に水が入ってくる可能性があるから当然ですね。
はい。これでほぼ準備は終わったようなものですね。
・・・そういえば、ウォシュレットってどこから出てくるんだろう。
それらしい箇所はあるのですが、閉じているような気がします。
もしこの蓋のようなものが一緒に尻に飛んで来たら大怪我は必至。僕のプリケツは真っ二つに分かれてしまい、そこから桃太郎が爆誕することになるでしょう。
ですがうちは新しい子供を育て上げるほどのお金はありません。
一旦トイレを掃除して、チェックすることにしましょう。
普通に菌があっても嫌なので。
掃除を終えてきました。
ついでに母に「これってちゃんと出るの?」と聞いたところ、
「普通に出るよ。」と言われました。
手間がかかりましたが綺麗になって良かったです。
ここからが本番です。
深呼吸をし、トイレに入る。
パンツを下げると、自分のお尻があらわになったのが感じられた。
便座に座り、ボタンに指を伸ばす。
こっわ。
最大にした分絶対にこわさが増してる。
水圧カッターみたいなのが出てきたらどうしよう。中の桃太郎も死んでしまう。
・・・いや。
もう覚悟を決めよう。
押すぞ!いいか!押すぞ!
ポチリ
ギョイイイイイイイイン
バシュウウウウウウウウウウウウウウウウ
「!?」
な、なんだこれ。
普通に気持ちいい。
気持ちいいぞ!
感じたことのない、形容しがたい快楽ですね。
お尻が喜んでる。
バシュウウウウウウウウウウウウウウウウ
いやー、わりと勢いが強いわけじゃなかったな。良かった良かった。
何事も経験ですね。
バシュウウウウウウウウウウウウウウウウ
・・・あれ?いつ終わるの?
と、止まんねえ!やばい!このまま立つと水が床にかかってしまうし、かといってこのまま座りっぱなしでもお尻がふやけておばあちゃんの足の裏みたいになってしまう!そんなのはいや・・・
止ボタンあるやん。
ふう。事前情報の通り気持ちよかったです。
心なしか肌が前よりもプルンとしてる気がする。
これが事前情報の「気持ちよすぎて若返る」効果なんですね。
でもさ・・・
これって連続で浴びればもっと若返るのでは?
うう、うおおおおおおおおおお!!!!!!!
ギョイイイイイイイイン
バシュシュシュシュシュシュシュ!!!!!
!?い、意識が・・・
なんという事だ。目が覚めたら若返りすぎて赤子の姿に戻ってしまった。
これは泣くしかない。まさかウォシュレットに逆玉手箱の効果があったなんて。
きっとウォシュレット会社は世界中の人間を赤子の姿に戻してこの星を掌握するつもりだろう。
そんなこと、許せない。
一人の被害者として、一人の人間として。
この悪事は見過ごせない。
一刻も早くこれを誰かに伝えなければ!!!
「おっと、どこへ行くのですか?」
!?!?
「お、お前は!ウォシュレット会社か!?」
「ふふふ。我々の計画に気づいたのは久しぶりですよ。」
「な、なんだと!?」
「あなたは1つ勘違いしていた。ウォシュレットは人類を進化させる道具ではなく、その快楽と便利さで退化させる道具なのだ。」
「なんてこった…!」
「では、その姿のまま流すのは流石に心が痛む。もっと退化させて流してやろう。安心しろ。また海で暮らせるさ。」
「待て!やめろ!」
ポチポチポチポチポチポチポチ
ギョイイイイイイイイン
バシュバシュバシュバシュバシュウウウウウウウウウウウウウウウウ!
「ぐ、ぐあああああああああ!!!!」
なんてことだ・・・
若返りすぎて古代の姿に戻ってしまった・・・
ジャアアアアアアアア
さよなら、皆・・・
どうかやつらを・・・
止めてくれ・・・
完